ガザ女子学生日記

2024年11月26日(火)

2025-01-07 15:15:59
2025-04-07 15:00:36
目次

  ガザの避難民の苦しみは、一層と大きくなりました。こうして何千人もの避難民が厳しい冬を迎え、またしても悲劇的な現実に耐えているのです。 凍りつくような温度と大雨は、彼らたちの身体を弱らせ、海水の洪水がテントを襲い、毛布や衣服、必要な持ち物を全て濡らしてしまったのです。

嵐のような天候の中、多くの避難民のテントが浸水してしまい、猛烈な風によって他のテントもなぎ倒され、こうした困難な状況の中でわずかな財産にも被害をうけ、過酷な避難生活の中で一層と家族を苦しめているのです。例えば、この海水が避難民を守るべき約1万のテントを全て押し流してしまったのです。.

雨を見たとき、止んでほしいと願いました。 私たちの、そして私の苦しみは、この天気では終わらないのです。私は、 雨は好きです。家族と暖房の周りに集まり、話をしたり温かい飲み物を飲んだりしたことを思い出します。 しかし今は、暖房を動かす電気もなければ、コーヒーや紅茶、ホットチョコレートといった温かい飲み物もガザにはないのです。

雨水がテントに入るのを防ぐ必死の工夫をしながら、避難民たちは悪化する状況に常に恐怖と不安を感じながら暮らしています。 しかし、寒さは彼らの身体と、心に重くのしかかっています。 毎年冬になると繰り返されるこの悲惨な人道的困難な状況は、現在も続きこの悲劇から彼らを救うためには、早急な対策が強く求められています。

この記事を書いた人

Sabara

Sabara(サバラ)22歳 パレスチナ・ガザ地区出身。アル・アクサ大学で英文学を勉強中。情熱的で野心家。写真撮影と読書が好き。2024年11月から日記を書き続けている。